研究分担者 |
森 知晴 立命館大学, 総合心理学部, 准教授 (00733057)
川村 哲也 日本経済大学, 経営学部(渋谷キャンパス), 講師 (20643505)
小川 一仁 関西大学, 社会学部, 教授 (50405487)
小山 友介 芝浦工業大学, システム理工学部, 教授 (80345371)
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研究実績の概要 |
小、中、高校で実施したアンケートの結果をまとめ、以下の論文として発表した。 小川一仁, 川村哲也, 小山友介, 本西泰三, & 森知晴. (2019). 日本の小中高生はオンラインゲームにどれほど課金しているのか?. 情報通信学会誌, 37(1), 47-52. この論文では、近畿地方の小中高校生がオンライ ンゲームにおいてどの程度課金をしているかに関するアンケート 調査の結果概要を報告した。 かれらの課金経験率は約24%で、大学生を対象にした盛本(2018) と同程度である一方、社会人を対象にした新井(2013)よりは低かった。また、小中生では男子生徒の方が課金経験率が高い傾向にあった。小中高生の課金行動について分析した研究はこれまでほとんど分析されたことはない。また、ウェブアンケートの分析結果を、以下の論文として発表した。 Kawamura, T., Mori, T., Motonishi, T., & Ogawa, K. (2019). Is Financial Literacy Dangerous? Financial Literacy, Behavioral Factors, and Financial Choices of Households. この論文は、金融知識を持つことが退職後の計画などには良い影響を与える反面、過剰借入やナイーブな金融行動をもたらす可能性があることを初めて示した。金融知識が金融行動に与える影響については膨大な研究の蓄積があるが、データ項目の豊富さや、金融知識測定の正確さの面で他に類例がなく、またナイーブな金融行動という、消費者政策で重要な意味を持つ行動を取り上げて分析している点に、重要な政策的意義がある。
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