研究課題/領域番号 |
19K01822
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
徳田 昭雄 立命館大学, 経営学部, 教授 (60330015)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 国際標準 / エコシステム / オープンイノベーション / イノベーション / プラットフォーム |
研究実績の概要 |
研究仮説の検証に向けて以下の2点について進捗状況を示しておきたい。 ① 「国際標準総合戦略」の成果を定性的・定量的に検証する、については、国際標準申請数や幹事引き受け国数等、従来の国際競争力計測の従属変数に位置づけられていた変数を更に国際性因子と業際性因子に分類する作業を実施した。また、スマートシティに適用されるレファレンス・アーキテクチャデモデルにて取り扱われるデータ保護規定に関わる国際標準の策定プロセスについてケース分析に着手した。 ② EU および米国の標準化政策および、業際標準策定プロセスに関わる産官学協働エコシステムの実態調査については、コロナ禍にあり予定していた実施調査が全くできずに、もっぱらEU についてはECSEL(Electronic Components and Systems for European Leadership)、米国についてはNITRD(Networking and Information Technology Research and Development)の研究プログラムについて文献渉猟のうえ、データの整理を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
上述のように、EUおよび米国の標準化政策および、業際標準策定プロセスに関わる産官学協働エコシステムの実態調査については、コロナ禍にあり予定していた実施調査が全くできずに、もっぱらEU についてはECSEL(Electronic Components and Systems for European Leadership)、米国についてはNITRD(Networking and Information Technology Research and Development)の研究プログラムについて文献渉猟のうえ、データの整理を実施してきた。そのため、研究実施者が長年に亘って、いわば情報収集の手段として重視してきた主要な会議/ワークショップにおけるキーパーソンに対するヒアリングに基づくインテリジェンスの生成等ができておらず、したがって、公表されている資料の確からしさの裏付けを取ることもままならなかった。
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今後の研究の推進方策 |
研究項目の3つの柱の内、① 「国際標準総合戦略」の成果を定性的・定量的については、本年度中に「標準の業際化」という観点に的を絞り、その観点がそもそも抜け落ちてしまったり、それを阻んでしまったりする要因を明らかにし、また、国際競争力計測の従属変数を更に国際性因子と業際性因子に分類し、両因子が「国際標準総合戦略」のアクションプランの成果に与えた影響度を定量的に検証した結果を公表する。 ② EU および米国の標準化政策および、業際標準策定プロセスに関わる産官学協働エコシステムの実態調査については、ネットで開催されているECSEL(Electronic Components and Systems for European Leadership)およびはNITRD(Networking and Information Technology Research and Development)関連のワークショップに参加して情報収集を図り、その範囲で導かれる調査結果をとりまとめると共に、それら代替的手法では達成できない研究項目については、研究期間を一年延長して実施するなどの次善策も計画に組込み再構築しながら、研究を遂行していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍により研究計画が当初計画通り進まなかったため。
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