研究実績の概要 |
組織中における標準化活動に関する調査結果の取りまとめをおこなった。調査結果については、ワーキングペーパ及びコラム等にまとめて公表を行った[1,2,3]。標準化活動を実施している団体の割合については、これまで2回の調査においておおむね一定の数値が観測された。併せて、標準化活動に関する組織の整備を行っている団体の割合は、これまで2回の調査で概ね一定の数値が得られた。これらの調査結果から、標準化活動の概況についての知見を得ることができた。また、新規技術の普及に標準化が果たす役割については、人工知能技術に関して、性能の評価、データ構造、倫理などの基盤的な分野で標準の制定が望まれているとの結果が得られた。量子コンピュータに関する技術において標準化が望まれる領域として、性能評価に関する技術の標準化が重要との結果が得られた。 [1]Tamura,S.(2020).Results of Survey on Standardization Activities for 2018 (state of implementation,advanced technologies,and organizational design).RIETI PDP 20-P-023. [2]田村 傑(2020).標準化活動調査(2018)の結果概要(標準化活動、マネージメント・ガイドライン及び組織デザイン.RIETI Column. [3]田村 傑(2020).標準化活動調査(Survey on Standardization Activities)と新たな標準化政策.標準化と品質管理,日本規格協会.
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