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2023 年度 研究成果報告書

TRIPS協定後の製薬産業のグローバル・バリューチェーン戦略ーインドを事例として

研究課題

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研究課題/領域番号 19K01834
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07080:経営学関連
研究機関中央学院大学 (2020-2023)
神戸大学 (2019)

研究代表者

上池 あつ子  中央学院大学, 商学部, 准教授 (40570578)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードグローバル・バリューチェーン / インド製薬企業 / 吸収能力 / アウトソーシング
研究成果の概要

TRIPS協定後のインド製薬産業のグローバル・バリューチェーン戦略は、グローバル・バリューチェーン参入当初はアップグレーディングを目的とする性質が強く、高い吸収能力をベースにアップグレーディングを達成してきた。そして、現在は、戦略の主眼は、アップグレーディングよりもむしろ、グローバル・バリューチェーンにおける影響力を強めることに置くように変化していることが明らかになった。特に、専業の開発製造受託企業のグローバル・バリューチェーンにおける影響力が強まっている。アップグレーディングへの努力も継続されており、吸収能力の源泉である人的資本の開発にも注力していることが分かった。

自由記述の分野

経営学

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的意義としては、TRIPS協定を契機とした世界の知的所有権の保護体制の改変によるグローバル・バリューチェーンの再編が新興国の企業発展に及ぼす影響について分析し、グローバル・バリューチェーンに参画し、アップグレーディングすることが企業の競争戦略上有効であることを示せた点にある。また、アップグレーディングには企業の吸収能力の高さに依存することを明らかにできたことである。社会的意義としては、グローバル・バリューチェーンにおける影響力を強化することにおいて、アウトソーシング事業の潜在的可能性についても明らかにできたことにある。

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公開日: 2025-01-30  

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