研究課題/領域番号 |
19K01844
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 武蔵大学 |
研究代表者 |
山崎 秀雄 武蔵大学, 経済学部, 教授 (30366968)
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研究分担者 |
遠藤 健哉 成城大学, 社会イノベーション学部, 教授 (60265775)
山田 敏之 大東文化大学, 経営学部, 教授 (10453664)
周 ヒョンジョン 日本大学, 商学部, 准教授 (30512800)
横尾 陽道 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (30382469)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | イノベーション / 共創 / 組織学習 / 越境学習 / 異部門間交流 |
研究成果の概要 |
日本の製造企業へのアンケート調査に基づく分析から、新製品開発活動において異なる部門間での情報交流や協力を頻繁に行っている企業では、社内のみならず社外の知識を積極的に吸収・活用することで、革新的なアイデアの提案がよりいっそう活発化しているとみられる。頻繁な異部門間交流を通じ、専門とは異なる領域の知識に触れる機会が多い組織ほど、社内にはない社外の知識もさほど抵抗感なく受け入れることができ、その知識をイノベーション創出に有効活用しようとしている可能性を指摘できる。社外組織の知識活用の果実は、社内におけるイノベーションのプロセスが十分機能していることで、より大きなものにすることができると期待される。
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自由記述の分野 |
経営学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イノベーションの種となる新たなアイデアは、それが革新的なものであればあるほど、登場した初期段階での理解者や支援者が少ないものである。そうした理解者や支援者をできるだけ早く社内に作ることがイノベーションの創出には重要といえるが、新たなアイデアが社外から持ち込まれたものであった場合、それを受け入れることに対する社内から抵抗はよりいっそう強まることが予想される。本研究はこうした問題に対し、解決策の1つの方向性を示したという点で社会的意義があるといえる。加えて本研究の学術的意義は、イノベーションと組織のマネジメントを統合的に検討したことで技術経営研究と組織研究双方の発展に一定の貢献を示した点にある。
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