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2021 年度 実施状況報告書

労働紛争解決制度の企業行動に与える影響の基礎的研究―沖縄の労働環境の改善を念頭に

研究課題

研究課題/領域番号 19K01855
研究機関沖縄大学

研究代表者

島袋 隆志  沖縄大学, 経法商学部, 教授 (60733780)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード雇用問題 / イギリス:ACAS / フランス:雇用審判所 / 日本:労政事務所 / アメリカ:レイバーセンター / 沖縄と台湾の労働移動 / 公務労働と公務の民営化 / 台湾中小企業振興政策
研究実績の概要

2021年度には、沖縄における雇用環境、労働環境の現状を確認するための文献・史料収集を行い、沖縄県の置かれた「子どもの貧困」問題の原因を探り、これが県内所得水準の低さ、非正規雇用の過多に起因していることの結論を得て、その内容を掲載することができた。(著書「第1章 保護者の働き方」、沖縄県『令和2年度 沖縄県子ども調査 未就学児童調査報告書』沖縄県子ども未来政策課、17-30頁、2021年3月。
また、県内牽引産業の一つとして位置づけられる観光産業において、戦後の産業的特質と雇用環境の特徴を整理し、宿泊、飲食、およびレンタカー業に従事する就職2~3年目の職業人への講話の機会を持つことができた。そこからは、各職員のもつ職業的キャリア段階の見通しの不明確さ、労働環境の未整備な側面等があることを共有して、それらへの現場からの改善策をディスカッションし、牽引産業としての発展を展望した。(講演「キャリア・デザイン」『令和3年度 観光人材育成・確保促進事業 沖縄観光キャリアカレッジⅢ』 OTSサービス経営研究所主催、ZOOM開催、2021年9月8日。
調査全体については、新型コロナ感染症の拡大により、ヒアリング調査等の実地調査を2019年度より延期せざるをえず、フランス・イギリスの再調査、アメリカUCLAレイバーセンターへの調査計画を、どちらも中止せざるをえなかった。また、他府県を往来しての国内ヒアリング調査の実施も困難だった。
そのため、2022年度には、フランス・イギリス、アメリカ、および台湾と国内ヒアリング調査の実施を計画している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナ感染症の拡大により、ヒアリング調査等の実地調査については、2019年度より延期している、フランス・イギリスの再調査、アメリカUCLAレイバーセンターへの調査計画を、どちらも中止せざるをえなかった。また、他府県を往来しての国内ヒアリング調査の実施も困難だった。
そのため、2022年度には、フランス・イギリス、アメリカ、および台湾と国内ヒアリング調査の実施を計画している。

今後の研究の推進方策

新型コロナ感染症の影響により研究進捗が遅れているが、文献、史料収集等を行う。
また、海外事情についてはWebジャーナル等を利用しながら、アプローチし続けることとする。また、海外関係者からのヒアリング調査については、ZOOM等のリ
モートによるヒアリングが可能な研究者、実務家等にアプローチしたい。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナ感染症拡大にともない、海外ヒアリング調査を実施できなかったため。
2022年度に改めて、調査実施を計画する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 単著「第1章 保護者の働き方」2021

    • 著者名/発表者名
      島袋隆志
    • 雑誌名

      沖縄県『令和2年度 沖縄県子ども調査 未就学児童調査報告書』沖縄県子ども未来政策課。

      巻: 5 ページ: 17-30頁

    • オープンアクセス
  • [図書] 沖縄県『令和2年度 沖縄県子ども調査 未就学児童調査報告書』2022

    • 著者名/発表者名
      山野・島村・島袋他共著
    • 総ページ数
      249
    • 出版者
      沖縄県子ども未来政策課

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公開日: 2022-12-28  

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