研究課題
本研究では、IoT (Internet of Thing)やIndustry4.0などの新しいデジタル技術の活用と組織能力との関係を産業・組織・製品アーキテクチャの視点に基づき、欧米企業と日本企業の最新技術の活用パターンを比較分析し、国別の最新技術の活用戦略の差異とそれぞれに求められる国別のイノベーション戦略の違いに焦点を合わせている。研究4年目である2022年度では、研究最終年度として、依然として欧米現地訪問調査は制限されたものの、アメリカとドイツ研究者とリモート会議を通して、欧米企業と日本企業の製造業を比較し、最米企業と日本企業とのIoT利用の違いをまとめて、国際ジャーナルに出版した。また、研究成果を図書としてまとめるために、2023年1月に直接ドイツを訪問して、研究協力者と2023年度中に研究成果を英文図書として出版するための協議を行った。これまでの研究成果をまとめると、IoT活用の視点で欧米企業と日本企業を比較するために、IoT活用をレベル1からレベル5まで分けて分析した際に、欧米企業は完全自動化を目指し、レベル4を理想的なゴールにしているものの、日本企業では、作業者とロボットとのコラボレーションを指向するレベル5を理想的なゴールにしていることが明らかになった。具体的な研究成果は、図書として3冊、研究論文と査読付き論文9本(そのうち、SSCI英文ジャーナル7本)を出版した。また、国際学会報告7回、国内学会報告2回を行った。
すべて 2022
すべて 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 6件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 5件、 招待講演 3件) 図書 (3件)
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