| 研究課題/領域番号 |
19K01867
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| 研究機関 | 法政大学 |
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研究代表者 |
多田 和美 法政大学, 社会学部, 准教授 (50582805)
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| 研究分担者 |
福地 宏之 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 准教授 (90552505)
中川 充 日本大学, 商学部, 准教授 (90638412)
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| 研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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| キーワード | 経営学 |
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| 研究実績の概要 |
本研究は，日本多国籍企業を対象に，新興国市場における進出戦略と深耕戦略を明らかにすることを目的としている。なかでも，本研究では，新興国固有の問題である流通チャネルの二重構造に即した進出戦略と深耕戦略の解明を試みる。また，研究の方法論として1)理論研究，2)新興国の現地調査とそれにもとづく事例研究（定性研究），3)質問票調査にもとづく定量研究を有機的に連結し，本研究の目的を達成し結論を導く予定である。
研究の２年目に当たる2020年度は，主に下記の３点の研究を実施した。理論研究では，前年度から継続して関連する先行研究の最新動向を渉猟し，定性研究と定量研究へフィードバックした。定性研究では，新興国市場調査と新興国子会社への訪問・インタビュー調査とそれにもとづく事例研究を計画していた。しかしながら，一連の新型コロナウイルスの影響により，海外の現地調査は断念せざるを得なかった。そこで，次善の代替案として二次資料の調査を中心にした事例研究を実施した。定量研究では，新興国市場に関するマクロデータの調査を継続した。また，質問票調査の実施計画を策定するとともに，質問票の開発を行った。
以上の通り，新型コロナウイルスの影響により，残念ながら一部の研究計画は断念せざるを得なかった。しかし，質問票調査計画の策定，質問票の開発など一定の進展が見られた。今後は，現時点の研究結果の精査を進め，研究のさらなる進展に努める計画である。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
一連の新型コロナウイルスの影響により，2020年度に予定していた新興国市場および新興国子会社の現地調査を断念したため。
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| 今後の研究の推進方策 |
2021年度は，上述の研究の進捗状況を踏まえて，下記の３つの研究を計画している。第１に，理論研究では，引き続き，関連研究の最新動向を渉猟し，随時，定性／定量研究へとフィードバックする。第２に，定性研究では，可能であれば新興国市場および新興国子会社の現地調査を経て事例研究を行う。しかし，残念ながら現地調査が難しい場合も想定されるため，次善の代替案として，オンラインでの調査や二次資料の調査に基づく事例研究なども検討する。第３に，定量研究では，引き続きマクロデータの調査・分析を進める。また，理論研究と定性研究の結果を踏まえて，質問票調査の実施も検討したい。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
一連の新型コロナウイルスの影響により，2020年度に予定していた新興国市場および新興国子会社の現地調査を断念したため。社会情勢の回復を待って両調査を実施することを検討しているが，難しい場合は次善の代替案としてオンラインでの調査や二次資料の調査にもとづく事例研究の実施を検討する。
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