対人サービス型の組織におけるモラル・マネジメントのモデルを構築し、構成員のモラル意識や行動について理解を促すための成果を公表できた。本研究では、行動倫理研究における理性的アプローチと直感的アプローチを融合した新しいモデルにより、対人サービス職に固有のモラル意識や行動を体系的に明らかにすることができた。具体的には、仕事と私生活の良好な関係が倫理的な効力感や配慮意識にポジティブな影響を及ぼしていること、対人サービス職では顧客との関係性が不適切行為に影響を与えていることなどを学術的に明らかにすることができた。
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