研究課題/領域番号 |
19K01925
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 相模女子大学 |
研究代表者 |
小泉 京美 相模女子大学, 学芸学部, 教授 (70582120)
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研究分担者 |
杉山 章 東京福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (10906887)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | グローバル人材 / 海外現地採用 / SIEs / Boundary spanners / 女性活躍 / 日系企業 / ワークパーミッション |
研究成果の概要 |
海外現地採用された日本人就労者と受け入れ日系企業についてタイ・シンガポールでの調査から海外の日本人現地採用者を働く意識により‘ELA=Enjoy Life Abroad’,‘MSS=MySelf Shine’,‘UWS=UpWard Success’の3つに分類できワークパーミッション制度が属性比率に影響していた。また現地採用に消極的な企業は邦人現地採用者に対して低次元のバウンダリースパナーを期待し、積極的な企業は邦人現地採用者のポテンシャルを尊重し働ける機会を与え高次元のバウンダリースパナーを期待していた。就労意識を合わせる事で邦人現地採用の積極的な活躍を促す人材雇用戦略の可能性を示唆した。
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自由記述の分野 |
経営学、人的資源管理
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は海外の現地採用日本人と受け入れる日系企業の双方の雇用意識のギャップを調査し、海外就労のあり方を探ることを研究目的とし、経済発展状況とワークパーミッションが異なる2つの国としてタイおよびシンガポールを選び、特徴を踏まえた比較調査は日本人の海外勤務や企業の人材戦略に資する研究として社会的な意義がある。高度経済成長以降、日本企業は海外進出を行い国際的な成果を上げてきたが、個々の日本人がグローバルに様々な地域で活躍できる人材、いわゆる‘グローバル人材’に成り得ているのか、という問題は改善されていない。既に海外で活躍している現地採用邦人の特徴を捉える事は解決の視点を得る事につながる。
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