研究課題/領域番号 |
19K01937
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
谷地 弘安 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (10293169)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 要求抽出 / 要求獲得 / 要求工学 / システム開発 / マーケティングリサーチ / 産業財マーケティング / ソフトウェア工学 |
研究実績の概要 |
所属大学にて教育・情報担当理事・副学長の職にあったため,十分な研究時間をとることができなかった。 実施したのは,情報システムの導入企業,システム提供企業から見てクライアントに対してのヒアリング調査であった。 なかでも,情報提供に協力度の高い企業からは,過去のシステム導入における失敗案件(当初よりもコスト,納期が多く必要になり,導入・稼働後もユーザーから不満の声が少なからず上がった事案),および成功事案(上記とは逆の事案)双方に関する情報を得ることができた。 特に,その差となる要因として,本研究が注目する要求抽出フェーズでのシステム提供企業・クライアント間のコミュニケーションがあることが明確になったところを実績として挙げることができる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究開始初年度より,学部長,その後,理事・副学長へと,教員から役員へと就業環境が大きく変化してしまったところにコロナ禍の影響を受け,調査研究が困難になってしまったことが大きい。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度いっぱいをもって役員を満了し,教員に戻った。アドミニ系業務がほぼなくなったこと,コロナ禍も沈静化したことで調査研究ができる環境となった。 最終年度となったが,フィールドリサーチを積極的に進め,結果の分析を行い,とりまとめに集中したい。
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次年度使用額が生じた理由 |
申請者の在籍大学における勤務状況,およびコロナ禍にともない,研究期間を延長したため。理事職退任により,研究時間の大幅増が実現すること,学外調査活動が容易になることから,令和5年度での研究完了を予定している。
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