研究課題/領域番号 |
19K01951
|
研究機関 | 星城大学 |
研究代表者 |
堀川 宣和 星城大学, 経営学部, 講師 (20761604)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | ソーシャルCRM / データ分析 / eスポーツ / SNS |
研究実績の概要 |
2021年はようやく、今回の研究の要となるソーシャルCRMのシステムが完成した。これを元に検収を行い、稼働することができ、該当企業様の協力の上、これを元にデータを取得することができるようになった。ホームページとシステムの連携により、顧客の動向データを元に、顧客のSNSと購買との関係データを取得する。 現状は、システムを稼働し、データを収集している状態である。しかしながら、協力企業からのシステムの仕様変更により、研究に必要なデータの項目が減ったこともあり、また、ここ2年ほどでSNSの利用状況も変わっており、その辺りをもとに取得データ、分析モデルも若干の変更が必要となった。そのようなことから他の企業、団体の協力の上、新たなシステムの稼働が必要となっている。 そのようなことからある団体(学生eスポーツ)の活動でのデータ取得を依頼し、この団体の活動を元に、SNSの活動による、顧客の活動のデータ取得も可能となるシステムの開発をおこなうこととした。現状、これらの団体と、データ取得の仕様を検討中。本団体のデータはeスポーツに関係する、団体に所属しているものや、eスポーツのイベントに参加する学生を登録する。そして、eスポーツに関する学生を採用したい企業や団体も登録する。その学生や企業がSNSやホームページなどのWEB上の情報に対しての接触行動データを取得するものである。この接触データを分析することにより、SNSの活動と意思決定との関係性を図ることができる。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2019年度にデータ取得先の変更があり、ソーシャルメディア、SNSと購買に関するデータの取得できる企業を再び、探す必要があったが、2020度はその企業が決まり、システムの仕様決定から実施し、2021年度はようやくシステムが完成した。 企業側の依頼などで、システムの仕様が何度か変更せざるを得ない状態が何度かあり、システムの完成が非常に遅れた。当初は2020年度の完成予定だったが2021年度の10月まで遅れることとなった。その後、なんとか、システムを稼働し、ようやくデータの取れる状況となった。 さらに企業側の要望によるシステムの仕様変更やソーシャルCRM上での必要な情報を追加もあり、今の企業だけでは欲しいデータが不足することもあり、他団体に頼んで、新たなデータの取得が必要となり、新たな団体とのシステムの開発の企画を考案中。なんとか2022年度での完成を目指し、データを取得、分析したい。
|
今後の研究の推進方策 |
(1)現状の協力企業のシステムの稼働により、ソーシャルCRMとしてのデータを取得し、データ分析を行い、消費者、顧客のSNS活用と購買に関する仮説を検証する。 (2)新たな団体との協力により、新たなシステムの開発を行うための仕様設計を行い、開発完成を目指す。このシステムはeスポーツに関する団体であり、登録する学生のデータとeスポーツに関する学生を採用したい企業のデータを集める。そして、登録した学生や企業がどのようにSNSを活用し、どのような成果につながるかを検証するものである。 前回はシステムの開発に想像以上に時間を要した(企業様からの仕様変更などによる)。今回は開発に遅延が発生しないよう、事前に仕様変更ができるだけ少なくし、スムーズな開発を目指し、データの取得を早急に実現したい。
|
次年度使用額が生じた理由 |
大きな問題としてはコロナの影響で出張ができなかったことです。ほとんどがオンラインでの会議になり、実際に現地に行く機会がなかった。また、作成した論文は全て最終的な論文ではなかったため、英語版の論文の作成はまだ未着手だった。 次年度は最終的な論文、書籍の執筆も含めて、進めていきたい。
|