研究課題/領域番号 |
19K02008
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 熊本学園大学 (2021-2023) 千葉大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
大塚 成男 熊本学園大学, 専門職大学院会計専門職研究科, 教授 (20213770)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 地方公会計 / 財政 / 将来計画 / コスト情報 / 財源 / 計算構造 |
研究成果の概要 |
地方公会計情報を地方公共団体における財政状況の改善に役立たせるためには、地方公会計情報と将来計画との連係が必要であり、特にコスト情報の分析と評価が重要であることを、現実のデータを用いて裏付けた。また、コスト情報を活用するうえでは固定費と変動費の区分を地方公会計に導入することが有用であることを明らかにした。さらに、地方公会計における計算構造の理論的な検討を通じて、地方公会計特有の財源と純資産の計算の意義を明らかにし、地方公会計における取り組みが企業会計の改善にも資することを示した。
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自由記述の分野 |
会計学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な意義としては、地方公共団体における財政の改善のためにはコスト情報が特に重要であることを現実のデータも用いて裏付けた点がある。本研究の成果を踏まえてコスト情報に関する理解が促進され、その現実的な活用が進めば、地方公共団体の行財政活動における持続可能性を高めることが可能になる。また、本研究ではこれまでにほとんど研究成果がない地方公会計における財源と純資産の計算構造が明らかにされている。さらに、地方公会計研究の取り組みが企業会計制度の発展にも寄与し得ることを示し、地方公会計研究に新たな意義を与えている。
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