| 研究課題/領域番号 |
19K02029
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| 研究機関 | 関西大学 |
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研究代表者 |
大西 靖 関西大学, 会計研究科, 教授 (80412120)
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| 研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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| キーワード | 持続可能性指標 / CSR報告 |
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| 研究実績の概要 |
本研究の目的は、日本企業における持続可能性指標の利用実態がどのようなものであるのかを明らかにするために、CSR報告書を利用して持続可能性指標に関連する内容分析を実施することであった。研究計画の2年目である本年度は、持続可能性会計およびCSR業績指標に関する理論的な動向を分析して学会報告および論文作成を行うとともに、CSR報告書の内容分析を実施することを計画していた。そこで、本年度は、持続可能性会計およびCSR業績指標に関連する理論的な研究動向を調査した。さらに、日本企業のCSR報告書を対象として内容分析を進めた。しかしながら、昨年度に発生した新型コロナウイルス問題が本年度を通じて終息しなかったため、研究動向調査および定量研究の進捗には遅延が生じた。まず、本年度全体を通じて、外国出張および国内出張が制限を受けていたため、学会等への参加による資料収集が十分には行えておらず、持続可能性会計の研究動向調査の進捗がやや遅延している。さらに、内容分析についても、データ入力補助者の雇用に困難が生じたため研究の進捗がやや遅延している。以上とおり、本年度は研究計画を遂行するために、昨年度に引き続き持続可能性会計およびCSR業績指標に関する理論的動向に関する研究を行うとともに、持続可能性指標に関する定量研究を行うためのCSR報告書の内容分析を実施したが、研究の進捗は本年度全体にわたる新型コロナウイルス問題の影響によりやや遅延している。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度の研究の進捗状況は、新型コロナウイルス問題の影響により、当初の計画と比べて遅延している。まず、国内外の出張が制限されたことにより資料収集が十分にできておらず、研究動向調査の進捗がやや遅れている。また、CSR報告書の内容分析についても、データ入力者の確保が困難であったため進捗がやや遅れている。
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| 今後の研究の推進方策 |
次年度は、新型コロナウイルス問題が終息した場合には、国内外の学会出張等を通じて資料収集を進めて持続可能性会計に関する研究動向を分析して、国内学会で発表するとともに論文を作成する。さらに、本年度に引き続きCSR報告書の内容分析を進める予定である。しかしながら、新型コロナウイルス問題が長期化する場合には、研究の進捗がさらに遅延する可能性がある。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
次年度使用額が生じた主な理由は、本年度を通じて新型コロナウイルス問題が終息しなかったためである。第1に、本年度に予定していた国内外への出張ができなかったため、旅費を支出していない。第2に、CSR報告書の内容分析のためのデータ入力補助者の雇用が困難であったことから、謝金等を支出していない。次年度は、新型コロナウイルス問題が終息するという想定のもとで、出張旅費および入力補助者への謝金を支出する予定である。
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