| 研究課題/領域番号 |
19K02033
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| 研究機関 | 福岡大学 |
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研究代表者 |
飛田 努 福岡大学, 商学部, 准教授 (60435154)
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| 研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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| キーワード | 中小企業 / 管理会計 / マネジメント・コントロール・システム / 研究開発 / 事業開発 |
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| 研究実績の概要 |
本研究課題は，新製品や事業あるいは新市場への対応において管理会計システムあるいはMCSをいかに整備し，活用しているのかを明らかにすることを主たる目的とする。言わば，イノベーションを促進し，社内において目標実現のためにいかなるMCSをいかに設計するかを明らかにすることを目的とする。具体的には，新奇性のある製品・サービスをもとにニッチな市場を開拓している研究開発型の中小企業において管理会計システムがどのように設計・導入され、組織成員に受容されて定着していくのかを明らかにすることを目的としている。
本年度は，これを明らかにしていくために中小企業に対するインタビュー調査を中心にその実態を明らかにすることとした。ある中小製造業企業では中国への進出により，この数年で売上高が倍に増えており，福岡県内に多額の設備投資を行うなど，積極的に新規事業に取り組んでいる。当該企業は建物・構築物の環境改善を行う構築物を製造している企業であるが，引き続き調査研究を進めていくことにしたい。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度は研究期間初年度ということもあり，先行研究のサーベイと調査対象企業へのパイロット調査を実施した。また，前研究課題の研究期間を延長した影響もあり，前研究課題への取り組み，成果報告を優先的に実施したため，本研究課題への取り組みは想定よりも遅れているものと考えている。
ただし，パイロット調査においては，グローバルニッチトップ企業や地域牽引企業など，地域を代表する中小企業における事業開発についてインタビューが行えており，これを精緻化していきたい。令和2年度以降に積極的に調査研究を進め，当初の研究目的を達することができるようにしたい。
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| 今後の研究の推進方策 |
今後の研究としては，引き続き調査研究を行い，学会等での報告を積極的に進めたいと考えている。しかし，新型コロナウィルス等の影響で本年度予定していた調査研究ができない可能性もあるため，オンラインでのインタビューなど，別途方法を検討して進めることとしたい。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
2018年を終了年度とする科学研究費を1年間延長するとともに，他の競争的研究資金での調査研究を行ってきたこと，3月に入り新型コロナウィルスの影響によって予定していた出張が困難になったことがあり，次年度使用額が生じることとなった。また，調査研究に必要な機器（PCやソフトウェア）等の購入の実施が遅れたことも理由として挙げられる。
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