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2023 年度 研究成果報告書

ライフコースを通じた女性の就業キャリアの経路・変動の向きと家事労働

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02044
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08010:社会学関連
研究機関東京都立大学

研究代表者

不破 麻紀子  東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (40451877)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードジェンダー / 就業キャリア / 経路・変動 / 家事
研究成果の概要

本研究は、世帯内の家事労働分配等の配偶者間のジェンダー関係をライフコースを通じた長期的交渉過程ととらえ、現代日本における世帯内のジェンダー不平等のメカニズムを明らかにすることを目的とする。まず、研究①において、長期的視点から配偶者間の家事労働分担の実態と変動を明らかにし、研究②において、女性の就業キャリアの経路や変動の向きが世帯内の家事労働や配偶者間の格差の「蓄積」に関連することを示した。さらに、研究③では、女性の就業キャリアの経路と世帯内のジェンダー不平等との関連を、国際比較の視点から明らかにした。

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究結果からは、共稼ぎ世帯の増加など女性のライフコース通じた就業が高まる中、世帯内の家事労働や配偶者間の格差をライフコースを通じた長期的交渉過程ととらえて検討していく必要性が高まっていることが示唆された。女性の家事負担や配偶者間の格差は、長期的に「蓄積」している可能性があり、今後の家事研究やパートナー関係の研究にとって重要な視点を提供する。さらに、子育て期の就業中断や就業調整といった男性稼ぎ主型の職場環境が背景となって配偶者間の家事労働や経済格差が拡大する可能性が示されるなど、今後の政策にも示唆を与える知見が得られた。

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公開日: 2025-01-30  

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