研究課題/領域番号 |
19K02053
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研究機関 | 日本映画大学 |
研究代表者 |
韓 東賢 日本映画大学, 映画学部, 准教授 (50635670)
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研究分担者 |
曹 慶鎬 立教大学, 社会学部, 助教 (20762892)
明戸 隆浩 大阪経済法科大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (90817230)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 在日コリアン / 国籍 / シティズンシップ / 国際移動 / 朝鮮学校 / コロナ禍 / 差別 |
研究実績の概要 |
・最終年度となる2021年度は、常時連絡を取り合いつつ3か月に1回程度の会議および研究会を開き、前年度に実施した「在日コリアンの国籍選択と国際移動に関するアンケート」の分析、検討を行い、その論文化を目指す作業を中心に進めた。 ・その成果として、日本映画大学紀要第3号掲載の韓(研究代表者)による「トランスナショナルな移動権と在日コリアンの『国籍』――朝鮮学校卒業生を対象とした調査から――」(2022年3月)。 ・関連して、現在進行中のコロナ禍における国籍等による制度的差別についての研究を行った。具体的な成果として、明戸(研究分担者)の『アンダーコロナの移民たち――日本社会の脆弱性があらわれた場所』(明石書店、共著)、明戸・曹(研究分担者)による『テクノロジ―と差別――ネットヘイトから「AIによる差別」まで』(解放出版社、共著)。 ・また関連する共同研究として、東京弁護士会が2022年2月に行った「2021年度 外国にルーツをもつ人に対する職務質問(レイシャルプロファイリング)に関するアンケート調査」がある。3月に公開されたこの調査の速報版の作成にあたっては、研究分担者の明戸および曹が調査協力として参加した。
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