研究課題/領域番号 |
19K02055
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
大山 真司 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (00778946)
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研究分担者 |
TSE YUKEI 国際基督教大学, 教養学部, 助教 (60828408)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | メディア研究 / メディア産業研究 / 文化社会学 / 文化研究 / 文化産業研究 |
研究実績の概要 |
2021年度も緊急事態宣言や蔓延防止法などの影響で研究活動が大きく制限され、引き続き配信サービスに関する文献収集と分析を行った。2021年4月に中国の西安交通リバプール大学で、動画配信企業を主に採用と人事政策から分析した内容の発表を行い、同大学マリオ・ペッリテッリ教授と、日中の比較調査に関する具体的な打合せを行い、継続的に意見やデータの交換を行っている。また2022年3月にはKing's CollegeのDepartmetn of Media and Cultural Studiesで招待され、動画配信企業のコンテンツ政策に関する発表を行い、同学部副学部長であるVirginia Crips教授と、同領域に関する共著論文集への招待を受けた。こうした結果、特に進行中の日本と台湾に加えて、中国における動画配信サービスの進展に関してさらなる知見を得ることで、本研究の当初の目的である東アジアにおける動画配信サービスの広がりの地域的な差異に関する洞察を得ることが出来た。また複数の市場での動画配信企業が持つ、カタログの数とその傾向に関して、コンピューターを使った数量的な分析を行う準備を進めており、この分野で経験を持つ学外の研究者との打合せを行っている。これにより手作業では不可能な、大量のデータを使った分析が可能になる。今までは可視化されてこなかった、異なる文化間のカタログの違いや重なりを可視化することが可能になり、文化的距離感やメディア地理学に関して、新しい知見が得られることが期待される。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2021年度も緊急事態宣言や蔓延防止法などの影響で研究活動が大きく制限され、引き続き配信サービスに関する文献収集と分析を行った。2021年4月に中国の西安交通リバプール大学で、動画配信企業を主に採用と人事政策から分析した内容の発表を行い、同大学マリオ・ペッリテッリと、日中の比較調査に関する具体的な打合せを開始している。また2022年3月にはKing's CollegeのDepartmetn of Media and Cultural Studiesで招待講演を行い、動画配信企業のコンテンツ政策に関する発表を行い、同学部副学部長であるVirginia Crips教授と、イギリスでの学会開催に関する予備的な打合せを持った。分担研究者とオンラインで定期的な打合せを行い、2022年度への延長を決定した。2022年度には研究成果の発表として、国際学会での発表と、SSCI収録英語ジャーナルへの投稿と、日本語のメディア研究領域のジャーナルへの投稿を予定している。
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今後の研究の推進方策 |
分担研究者とオンラインで定期的な打合せを行い、2022年度への延長を決定した。2022年度には研究成果の発表として、国際学会での発表と、SSCI収録英語ジャーナルへの共著論文の投稿、日本語のメディア研究領域のジャーナルへの単独投稿を予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナによる研究活動制限のため、2022年度まで延長をした。
2022年度には質的分析ソフト、カタログ数量分析の委託経費、比較的高価な業界分析レポートの購入を計画している。
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