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2023 年度 研究成果報告書

シカゴ学派社会学における観察する/観察される女性:女性によるモノグラフの分析から

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02058
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08010:社会学関連
研究機関関西大学

研究代表者

酒井 千絵  関西大学, 社会学部, 教授 (30510680)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードジェンダー / 社会学史 / 雇用 / シカゴ
研究成果の概要

本研究は、19世紀末から20世紀前半のシカゴ学派社会学が、どのように女性の行動や逸脱を通して社会問題を記述してきたのかを明らかにすること、また女性自身が社会を分析し、記述する研究の重要性を掘り起こすことを目的に、シカゴ大学社会学部が行った研究をジェンダーの視点から問い直すものである。また、シカゴ学派社会学の事例をとおして、現代日本における女性の仕事と葛藤を調査、分析した。これらの調査研究を通して、女性が社会学的調査の対象としてだけでなく、社会を記述、分析し、社会問題に対して能動的に活動してきたことが明らかになった。

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

社会学史が男性による調査研究や議論を中心に組み立てられる傾向が強い中、女性による研究や社会活動に注目することで、20世紀初頭の社会学の中で、女性が活発な役割を果たしたことが明らかになった。また、女性の雇用や社会活動が果たした役割を、女性の研究者による学術研究や社会実践には、新たな視点からの社会貢献の可能性があることを、当時の資料や現在の先行研究を通して示すことができた。

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公開日: 2025-01-30  

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