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2021 年度 研究成果報告書

運動行為論の構築:WebGIS・ビッグデータを用いた運動研究の刷新

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02093
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08010:社会学関連
研究機関ノートルダム清心女子大学

研究代表者

濱西 栄司  ノートルダム清心女子大学, 文学部, 准教授 (30609607)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードビッグデータ / モバイル空間統計 / WebGIS / 集合行動 / 群衆 / 政治行動 / 運動行為 / 社会運動
研究成果の概要

本研究では、運動行為そのものを捉える視座から、サミット・プロテストと反安保法制運動における抗議行進と抗議集会の特徴(方向性と交差、拡散、最大値とピーク、性別・年代別の増減など)と変化を、WebGIS(Google map)とTimeline、ビッグデータ(モバイル空間統計)を用いて、それぞれ詳細に記述した。その上で、それらの特徴と変化に時間的要因と空間的要因、とくに社会的環境(当該国地域の法律[日本では憲法、道路交通法、公安条例等]や警察の動き含む)や物理的環境(海・川・高速道路・道路・公園・スタジアム・交差点などの配置)が影響を与えることを明らかにした。

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

運動行為それ自体を捉える視座、抗議行進・集会をWebGISとTimeline、ビッグデータで捉える具体的方法の提示と実施、抗議者の時系列変化とのべ人数での特徴把握、空間的要因と時間的要因が抗議集会におよぼす作用への着目は先行研究がほとんど取り組んでこなかったことであり、成果といえる。特にビッグデータを用いた抗議集会記述法の提示は、多様な事例に研究を拡大していくうえで重要であり、また空間的・時間的要因に関する考察は、社会運動の組織戦略に回収されないような運動の側面(抗議者の集結・解散のタイミングやプロセス)を示唆するものであり、運動行為をめぐる因果関係の研究にも寄与しうる。

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公開日: 2023-01-30  

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