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2023 年度 研究成果報告書

幼児期における人間関係形成と家族の社会関係資本の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02094
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08010:社会学関連
研究機関立正大学 (2022-2023)
活水女子大学 (2019-2021)

研究代表者

石川 由香里  立正大学, 文学部, 教授 (80280270)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード子育て / 社会関係資本 / 階層 / コロナ禍
研究成果の概要

本研究の目的は、子育てを通じて形成される親の社会関係資本には階級流動性が見られるのではないかと仮説のもと、子育てを通じて得た親のネットワークが子どもとは直接関わらない場面でもどのように利用されているのかを明らかにすることである。当初の予定であった参与観察とインタビュー調査に加え、質問紙調査を実施した。
家族規模の縮小のなか、孤立感・孤独感を緩和するうえで、ママ友の人数が多いことはプラスに働く。階層要因については、ママ友の数は学歴とは逆の関連が見られた一方で、個人的な相談という質の部分では、学歴の高い母親において活用される傾向がみられた。

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

パンデミックを経験することで子どもを通じたつながりが、子育ての孤立化を防ぐために重要であることが改めて確認できた。他者に積極的にアプローチする人ほどネットワークを築きやすいことから、いかに人と人の関係を繋いでいくかが支援する側の課題と言える。また作られるネットワーク規模には階層要因は関わりが見られなかった一方で、子どもの教育に関しては高階層において活用されがちであった。したがって、親世代の間では階層横断的でありながら、子世代への影響については階層再生産的な働きをする可能性があるといえる。

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公開日: 2025-01-30  

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