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2021 年度 研究成果報告書

地域社会の不均等発展と地域社会類型の再編に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02095
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08010:社会学関連
研究機関札幌国際大学 (2021)
北海道大学 (2019-2020)

研究代表者

小内 透  札幌国際大学, 人文学部, 教授 (80177253)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード地域社会類型
研究成果の概要

本研究で明らかになったことは、現段階における地域社会のマクロな全体構造を、全般的都市化、都市型社会への移行、過疎-過密、東京一極集中といった概括的な形だけで単純に把握できないことである。それは、都道府県レベルでの地域社会類型が多様化から収斂化へと転換する動き、市町村レベルでの地域社会類型に関して、人口規模が1万人未満でサービス業にしか産業基盤が見出せない小零細低生産力サービス業地域の急増、通勤による他市町村から/への流入人口/流出人口が常住人口の2倍以上に達する超流動地域等の自立性喪失地域の着実な増加、医療・福祉関係中心のサービス業を産業基盤とする地域の確実な増加などに象徴的に示される。

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、「地方創生」が重要な政策的課題になっている。その背景に、地方での人口減少、超高齢化が町村部だけでなく、都市部も含めて確実に進行していることがある。さらに、大野晃が問題提起した限界集落や日本創成会議が指摘した消滅可能性都市といった刺激的な表現が、衰退する地方への国民の関心を喚起した。地方の疲弊の対極には、東京を中心とする大都市への人、もの、金、情報の集中という現実もある。それは、地域的不均等発展の問題に他ならない。そこでは、センセーショナルな表現でなく、確実なデータに基づく深い分析を通して、地域社会のマクロな変動のあり方を検討していくことが現実的な課題に応えるために重要な意義をもつ。

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公開日: 2023-01-30  

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