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2020 年度 実施状況報告書

サード・セクターの基盤変容と中間支援組織による再カテゴリー化に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K02098
研究機関千葉大学

研究代表者

清水 洋行  千葉大学, 大学院人文科学研究院, 教授 (50282786)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードサード・セクター / NPO / 中間支援組織 / コミュニティ論 / 社会運動論 / 食支援活動 / こども食堂 / 地域社会学
研究実績の概要

国内数か所で食支援活動を対象とする訪問調査を計画していたが、以下のことから未実施となった。①年度当初からの新型コロナウイルス感染流行に伴い、各活動団体が多忙となるとともに、感染防止の観点から地方への訪問調査の実施を適当でないと考えたこと、②新型コロナウイルス感染流行に伴い、「こども食堂」活動の実施形態の変更や活動環境の急激な変化が計画当初を超えるスピードで展開したこと、③首都圏に位置する勤務校でもオンライン授業はじめ新型コロナウイルス感染予防のための各種の対応で多忙となり、十分にまとまった研究時間を確保することが困難であったこと、などがある。
他方で当該年度は、昨年度の理論枠組みの検討を継起するとともに、食支援活動の現状に関する資料収集を中心に行った。理論的枠組みの検討については、昨年度着手した「Strategic Action Fields理論」について、サード・セクター研究への応用可能性と課題の考察を進めた。理論的検討のもう一つは、食支援活動(「食支援フィールド」)の新たな活動主体である「こども食堂」のような、地縁組織やNPOといったメンバーシップ型組織とは異なる特質の社会集団を考察する視点に関して、コミュニティ論を中心に理論的検討を行った。
また、資料収集について、本研究で事例とする食支援活動の今日的展開に関して、食支援活動の中間支援組織の活動やオンラインイベント等への参加、活動団体が発行・発信している機関紙やオンライン情報等の収集・整理を中心に行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

年度当初からの新型コロナウイス感染流行に伴い、国内および海外への訪問調査を実施できなかったことが大きな理由である。

今後の研究の推進方策

次年度も一定期間において国内外における訪問調査の実施の困難が予想されるが、移動が可能となった時点での訪問調査の可能性を見据えつつ、オンラインでのインタビューの実施や質問紙調査へ変更を検討する。

次年度使用額が生じた理由

次年度使用額が生じた生じた理由について、国内調査と海外調査が実施できなかったことが大きな要因である。
次年度も一定期間において国内外における訪問調査の実施の困難が予想されるが、移動が可能となった時点での訪問調査の可能性を見据えつつ、オンラインでのインタビューの実施や質問紙調査へ変更を検討する。

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公開日: 2021-12-27  

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