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2023 年度 研究成果報告書

初期CATVの自主放送をめぐる思想と実践―メディアの考古学および民俗学の視座から

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02119
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08010:社会学関連
研究機関立命館大学

研究代表者

飯田 豊  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (90461285)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードケーブルテレビ / CATV / 自主放送 / メディア考古学 / ビデオ・アート / 地域メディア
研究成果の概要

1960、70年代の日本におけるケーブルテレビ(以下、初期CATV)の自主放送について、メディア論的思考の系譜に連なる思想と実践として捉え返した。具体的には、(1)地方の難視聴地域における自主放送の起源を、新資料を交えて明らかにした。(2)都市型CATVをめぐる言説や実践との相互作用のなかで、自主放送の今日的様態の成立過程を明らかにした。(3)1970年代におけるビデオ・アートとの相互影響関係を明らかにした。

自由記述の分野

メディア技術史

研究成果の学術的意義や社会的意義

CATVの実態に関する実証研究は1980年代、ニューメディア論の一環として盛んに展開されたが、1990年代以降に洗練されたメディア研究の視座を踏まえた歴史化は進んでいない。それは翻って、テレビという技術の可能性を歴史的に探ることにもつながる。
文献調査に加えて、初期CATVの自主放送に携わった当事者に対する聞き取り調査をおこなうことで、民俗学的な視点を交えて、テレビの可能態を再構成した。当事者が高齢化している現状を鑑みれば、貴重な資料や証言の散逸を防ぐためにも、早急に取り組むべき研究課題であった。

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公開日: 2025-01-30  

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