研究課題/領域番号 |
19K02120
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
矢作 弘 龍谷大学, 公私立大学の部局等, フェロー (40364020)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | ジェントリフィケーション / リモートワーク / ラストベルト / スーパースター都市 / 郊外論 |
研究実績の概要 |
新型コロナ感染症によるパンデミックのため現地調査をできなかった。研究は文献(研究論文、シンクタンクなどの報告書、メディア)の読み解き、及びその整理になった。また、その成果を出版につなげた。 2冊の出版につなげた。単著『都市危機のアメリカー凋落から再生の現場を歩く』(岩波書店、2020年10月)、編著『コロナで都市は変わるかー欧米からの報告』(学芸出版社、2020年12月)。 『都市危機のアメリカー凋落から再生の現場を歩く』:1)アメリカ都市、特にスーパースター都市のGentrification、2)ラストベルト都市の再生、3)郊外の変容(貧困の拡大、多民族化の進展)を論じた。 『コロナで都市は変わるかー欧米からの報告』:1)感染症と都市の密度、2)感染症と公共交通機関、3)感染症とスーパースター都市の将来、4)感染法とリモートワークの普及の可能性ーーを論じた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
出版(2冊)につなげ、全体的には成果を上げながら順調である。 現地調査をできなかったことが悔やまれる。
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今後の研究の推進方策 |
Afterコロナ の「都市の「かたち」」を考える。「かたち」は可視的、建築的な意味に止まらず、人々の働き方/暮らし方を含む都市の総体を指す。 特にスーパスター都市(NY,SF,LAなど)はコロナ禍で打撃を受けた。リモートワーク が進展し、可視的な街の姿(空きビル、外食の空き店舗、ガラガラな公共共通)が激変した、 しかし、スーパースター都市の復元力まで削ぎ取られた、ということではない。 現地調査を通じてポストコロナ のスーパースター都市の「かたち」を考える。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナで海外出張ができなかったために計画通りに使えなかった。
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