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2023 年度 研究成果報告書

地域特性を視座とする新たな提言のためのハンセン病療養所将来構想の比較研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02125
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08010:社会学関連
研究機関弘前大学

研究代表者

城本 るみ  弘前大学, 人文社会科学部, 教授 (60302014)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードハンセン病 / 療養所 / 将来構想 / 地域特性
研究成果の概要

ハンセン病療養所の将来構想は市街地からの距離や交通アクセスなど、所在地の地域特性が大きな影響をもたらす。将来構想を具現化していくには「地の利」や地域経済に加え、自治体の積極的な取り組みや実行力のあるキーパーソンの存在も必要不可欠である。
コロナ禍は高齢者施設である療養所の運営にも影をおとした。それまで行われていた行事や外部との交流が断たれたことで入所者のQOLは低下し、将来構想の実現にも影響をおよぼした。

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本各地に点在する療養所の将来構想を地域特性という視座からとらえることによって、地域特有の課題が検討できた。療養所と地域社会のつながりや今後の関わり方は、とくに高齢化・過疎化が進む地域における新たな「地域づくり」や雇用創出のモデルケースにもなりうる。コロナ禍という経験は、グローバル化が進む社会における「病と社会」のありかたについて問い、ハンセン病療養所の歴史やその教訓をあらためて考えさせるものとなった。

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公開日: 2025-01-30  

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