研究課題/領域番号 |
19K02138
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 大東文化大学 |
研究代表者 |
香川 めい 大東文化大学, 社会学部, 准教授 (00514176)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 系列分析 / 初期キャリア / 進学行動 / コーホート間比較 / ライフコース |
研究成果の概要 |
本研究課題は、大卒層に焦点化し就職氷河期世代前後のライフコースの変化を明らかにすることを目的とした。初期キャリアについて、男女とも1990年代以降初期キャリアは不安定化した。男性では高卒以下のキャリアが著しく不安定化したため、直近のコーホートでも高学歴者の優位性は維持された。女性では、学歴を問わず不安定度が高い状態が続いてきたが、男性と同じく1990年代以降のコーホートでさらなる不安定化が生じていたことが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
教育社会学 学校から職業への移行
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
いわゆる「就職氷河期」世代のキャリア形成が不安定であることはよく知られているが、この世代は、大学進学率の拡大も経験した世代であることはあまり注目されてこなかった。追加的な教育投資にもかかわらず、前の世代に比べて「見返り」が少なかったのか否かを明らかにした。大卒者の同一世代の中での相対的な優位性は維持されていたが、前の世代との比較では劣位に位置づけられることをふまえると、この世代を包括的に支援していくことが重要であるといえる。
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