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2021 年度 研究成果報告書

家庭養護婦派遣事業の普及の背景要因及びその影響の検証

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02172
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08020:社会福祉学関連
研究機関中京大学

研究代表者

中嶌 洋  中京大学, 現代社会学部, 准教授 (00531857)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード家庭養護婦派遣事業 / ホームヘルプ事業 / 竹内吉正 / 北欧視察 / 森 幹郎 / 小諸学舎 / 官民協働
研究成果の概要

竹内吉正が1971(昭和46)年11月に行った欧州ホームヘルパー活動事情視察の実態把握と
その影響を実証的かつ具体的に明らかにした.1971(昭和46)年時に竹内が記した7種類の資料をKHCoderを用いて分析した.KHCoder分析の結果,「老人」「思う」などが頻出し,階層的クラスター分析では3区分,共起ネットワークでは5区分に分類できた.対応分析では「家族」「礼拝(教会)」「社協組織課長」が近接し,家庭生活や信仰生活による仕事への影響が認められた.視察の影響は一過性ではなくその後の省察や熟思が重要であり,記録物,講演会のほか,人間関係,宗教,団体の組織化などさらなる多角的検討が求められる.

自由記述の分野

社会福祉学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ホームヘルプや施設介護を通じで行われるケアという行為は、通常「気遣い、気配り」などと訳されることが多いが、そもそもこの行為が軽視されてきた問題がある。さらに、「ケアはつねに権力が絡んでいる」ともされ、非常に政治的な面もある。こうした排他性や政治性がこれまでのケアにいったいどのような影響を与えてきたのかという問いへの探究は意味深い。本研究では、この大きな問題を解く前段として、ケアという社会構造的な問題をいったん歴史的に捉え直し、ホームヘルプ事業史という切り口から、その特質を考察し、その大きな問いを解明する糸口を見出すことに寄与した。

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公開日: 2023-01-30  

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