研究課題/領域番号 |
19K02192
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 旭川市立大学 (2023) 旭川大学 (2019-2022) |
研究代表者 |
栗田 克実 旭川市立大学, 保健福祉学部, 教授 (30530109)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | バーンアウト / ストレス / ストレスコーピング / 自尊感情 / 介護職員 |
研究成果の概要 |
本研究は、介護職員を分析対象として、職務上経験するストレスとその対処(コーピング)、そして蓄積したストレスの帰結によってもたらされるバーンアウト傾向とその規定要因についてWeb調査を行い、以下の2点を明らかにした。 ①バーンアウト傾向は、基本的には職場ストレスの高低によって規定されるが、バーンアウトの下位尺度(「情緒的消耗感」、「脱人格化」、「個人的達成感(の低下)」の3因子)すべてにおいて、「自尊感情」が有意に影響を与えていることが明らかとなった。②また、回答者のバーンアウト傾向とストレスコーピング方法との関連をみると、3因子すべてにおいて「認知的再解釈」の取り組み有無が有意に影響していた。
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自由記述の分野 |
社会福祉学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
対人援助職におけるバーンアウトの規定要因に関する研究は、個人特性やコーピング能力などの個人的要因と、職場内人間関係・労働条件などの環境的要因の2側面から検討されてきた。本研究では、介護職員のストレス経験とその帰結として生じるバーンアウトを予防すべく、バーンアウトの規定要因と有効な対処要因の抽出を試みた。その結果、環境的要因である職場ストレス以上に個人的要因としての自尊感情が、またストレスコーピング方法として「認知的再解釈」が影響していることが示唆された。この結果から、介護労働現場では、雇用管理の取り組みとして、自尊感情をはじめとする職員各々の心理的支援体制を構築していくことが求められる。
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