高齢者によるボランティア活動の継続のために,住民ボランティアどうし,住民ボランティアと利用者がたのしさを共有することは重要な要因である。しかし,たのしさを共有することに集中しすぎると辛くなり活動の継続が困難になる場合が多い。たのしさの共有も集中から分散へと移行することでその継続が可能となる。本研究では,①たのしさの共有にみられる「集中と分散」について明らかにしている。②「集中と分散」に対するスタッフの支援について明らかにしている。集中しつつ分散することは活動を継続していくうえで重要である。集中は大切である。しかし,集中の持続は困難であるため,集中と同様に活動を分散することも大切な業務となる。
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