精神障害者施設の施設評価に関して当事者の参画状況を把握するために、地域活動支援センター職員や精神障害者施設の施設長へのアンケート調査、クラブハウスを利用する当事者へのフォーカスグループインタビューや国際認証に関与した当事者へのインタビューを実施した。 その結果、当事者と施設評価を行うことで「新たな気づき」「支援の質の向上」「意見の尊重」「環境への影響」「職員の変化」につながり、施設にとってプラスの変化をもたらすと考えていることが分かった。一方、「当事者の本心が出づらい」「職員への攻撃」「個別対応の必要性」「状態・症状への影響」「当事者と施設との関係性の変化」を危惧していることも明らかになった。
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