研究課題/領域番号 |
19K02276
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
Lebowitz A・J 自治医科大学, 医学部, 教授 (70318351)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | コミュニティー復興連携 |
研究実績の概要 |
地球温暖化の結果として自然災害のリスクが高まるにつれて、さまざまな国から災害復旧対策が注目されている。同時に、再建計画について市民と協力している政府は、コミュニティの復興の鍵となり得る。連携の「ゴールドスタンダード」を目指しながら、日本、台湾、オーストラリアの共通点と相違点を分析する。各国間の被災地の地方自治体職員とNPO / NGOの代表者にインタビューし、災害復旧対策を実施している地方自治体と地域コミュニティとの連携の経験と意見を調査する。
まず、以前の研究資料を参照して「連携」の概念を分析する。地元さんを対象する調査アンケートは、概念の次元に従って作成される。そのため、災害後復興とコミュニティ連携をめぐって各国より研究論文を収集した。研究論文にテキストマイニング技術を効果的に使用して、研究論文から日本語・中国語・英語のキーワードを抽出した。キーワードの周りにある文書の文脈を調べながら各国間の共通の概念を特定しました。次に、共通概念と関連するキーワードの中心に調査アンケート設問を3ヶ国語で作成しはじめた。日本国内に活動する神戸出身のNGO代表とこの研究について会談した。
調査アンケート設問作成中に、自治医科大学臨床研究支援センターの指導のもと、インフォームドコンセント申請書を作成した。海外の共同研究者が所属する大学が参照できるように自治医科大学の申請書を3ヶ国語に翻訳した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
理由 コロナ新型ウイルスの影響により、計画されていた海外フィールドワークのデータ収集は中断されました。
海外の共同研究者とメール交換し、コロナ新型ウイルスが収まらないうちに進め方を検討しました。 いろいろ考えて、アンケート調査は調査上重要なので、海外に行って直接回答者と話すのではなく、なるべくオンラインで世論調査を行うことにした。アンケートの質問は主に作成されていますが、3か国語の翻訳とオンラインインストールの方法を検討したい。アンケートの対象は、災害後の地域復興に取り組んでいるNPO / NGOの代表者であり、研究協力者に紹介してもらいたい。また、過去の被害者の経験が、新たなコロナ感染の拡大を防ぐための政府の対策について、住民の協力がどの程度影響を受けるかについて、アンケート設問で回答者に問い合わせてみたいと思う。自治共同研究者が所属する大学の研究倫理委員会は、自治医科大学からインフォームドコンセント申請書を受け取ることに同意している。 さらに、災害後の復興と台湾の協力者とのコミュニティ連携に関する台湾の現地フィールドワークを中心とした研究論文を収集し、研究論文のテキストマイニング技術を効果的に使用して論文のキーワードを抽出しました。結果を台湾・國立屏東科技大學で今年11月に行った『國際永續發展研討會』(国際永続発展研究大会)で発表した。そのデータを利用する論文を台湾の研究者と共著し投稿したので、査読中である。
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今後の研究の推進方策 |
今年はコロナに感染する人が増えたため、アンケートや現地調査の面接などにより、海外や国内への出張はできなくなります。代わりに、引き続きオンライン会議を開催し、事前の資料を収集します。そのため、データ分析を専門とするアメリカの企業が主催するオンライン集中コースに参加して、オンライン調査アンケートの作成方法を学ぶことを予約した。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナウイルス感染症の影響で出張ができず旅費が大幅に余剰 使用計画 海外出張現地データ収集(フィールドワーク回答者面接や協力者打ち合わせと結果発表等)
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