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2022 年度 研究成果報告書

食欲不振を引き起こすメカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02318
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08030:家政学および生活科学関連
研究機関山口大学

研究代表者

柳井 章江  山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (20284854)

研究分担者 篠田 晃  山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40192108)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード胃 / 食欲不振 / STB/HAP1 / 機能性ディスペプシア / 細胞保護作用
研究成果の概要

消化器系組織におけるSTB/HAP1の分布や細胞特性を明らかにすることを目的に形態学的解析を行った。STB/HAP1は胃粘膜細胞層に存在することが確認され、ガストリン産生(G)細胞で選択的に発現していた。STB/HAP1が、ガストリンの分泌を調節する重要な役割を果たす可能性が考えられた。さらに、消化管全体の筋層間神経叢において、STB/HAP1の分布が初めて確認され、豊富に発現していることが明らかになった。興奮性および抑制性の運動ニューロンまたは介在ニューロンに発現していたことから、消化管の生理機能調節にSTB/HAP1が関与する可能性が示唆された。

自由記述の分野

解剖学

研究成果の学術的意義や社会的意義

STB/HAP1は、胃粘膜細胞層のガストリン産生(G)細胞で選択的に発現することが明らかになったことから、ガストリン分泌を調節する重要な役割を果たしている可能性が考えられた。さらに、消化管全体の筋層間神経叢(アウエルバッハ神経叢)において、STB/HAP1が豊富に分布していることが本研究成果により、初めて明らかになった。以上の成果より、STB/HAP1が、消化管機能調節を行っていることが推察され、食欲不振のメカニズム解明を目指す基盤研究の一助となる成果を得ることができた。

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公開日: 2024-01-30  

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