AIN93G改変飼料(Control群)、10%オリーブ油を添加したAIN93G改変飼料(オリーブ油群)、ツバキ油を添加したAIN93G改変飼料(ツバキ油群)をそれぞれ4週間与えたマウス皮膚の脂質関連遺伝子発現量を測定した。脂肪酸合成に関与するAcetyl-CoA Carboxylase 1(ACC1)、Acetyl-CoA Carboxylase 2(ACC2)およびFatty acid synthase(FAS)の発現量は3群間に有意差はみられなかった(p>0.05)。また、脂質合成に関与する酵素遺伝子の転写に関係するsterol regulatory element-binding protein 1(SREBP1)の発現量に関しても3群間に有意差はなかった(p>0.05)。さらに、不飽和脂肪酸を合成するStearoyl-CoA desaturase-1(SCD1)の発現量に関しても3群間に有意差はみられなかった(p>0.05)。 次にAIN93Gの油脂を7%ツバキ油に改変した飼料(ツバキ油群)および7%オリーブ油に改変した飼料(オリーブ油群)、180℃で1時間加熱したツバキ油に改変した飼料(加熱ツバキ油群)および180℃1時間加熱したオリーブ油に改変した飼料(加熱オリーブ油群)をそれぞれ4週間与えたマウス皮膚の脂質関連遺伝子発現量を測定した。脂肪酸合成に関与するACC1、ACC2およびFASの発現量は4群間に有意差がみられなかった(p>0.05)。また、脂質合成関連酵素遺伝子の転写に関係するSREBP1の発現量に関しても4群間に有意差はみられなかった(p>0.05)。さらに、不飽和脂肪酸を合成するSCD1の発現量に関しても4群間に有意差はみられなかった(p>0.05)。
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