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2023 年度 研究成果報告書

ツバキ油の経口摂取は皮膚の脂質代謝に影響を与えるのか?

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02320
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08030:家政学および生活科学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

及川 大地  長崎大学, 教育学部, 准教授 (90571216)

研究分担者 池上 太郎  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00754409)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードツバキ油 / 皮膚 / 脂質代謝
研究成果の概要

<1.非加熱ツバキ油経口摂取によるマウス皮膚の脂質代謝> Control群、オリーブ油群、ツバキ油群のマウス皮膚の脂質関連酵素遺伝子発現量を測定した。脂肪酸合成、脂質合成、不飽和脂肪酸合成酵素の発現量は3群間に有意差はなかった。本研究以前に検証した皮膚オレイン酸含有率は、ツバキ油群がControl群に比べて有意に高かった。これらから、マウスが摂取した油脂の脂肪酸が皮膚に移行されたためと考察した。
<2.加熱ツバキ油経口摂取による皮膚脂質代謝> <1>と同様の皮膚中脂質関連酵素の発現量を測定したところ、ツバキ油群、オリーブ油群、加熱ツバキ油群および加熱オリーブ油群の4群間に有意差がなかった。

自由記述の分野

食物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、非加熱ツバキ油または加熱ツバキ油を経口しても皮膚の脂質代謝に関与する酵素に影響を与える可能性は低いことがわかった。検証済みである皮膚の脂質量に関してもツバキ油は変化を与えなかったことから、ドレッシングなどの生食用や加熱調理に使用する油として有用であることがわかった。
一方、ツバキ油の摂取は皮膚の脂肪酸組成を変化させることから、持続的に摂取することで皮膚の酸化や機能性に変化が表れる可能性が示唆された。

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公開日: 2025-01-30  

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