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2023 年度 実施状況報告書

中山間地域における包括的子ども育成モデルの構築と検証

研究課題

研究課題/領域番号 19K02346
研究機関目白大学

研究代表者

村田 久  目白大学, 人間学部, 教授 (80350445)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
キーワード子育てモデル / 中山間地域
研究実績の概要

生活構造は人口規模により影響を受けると考えられ、都市部では一局集中による効率的役割分担と不特定多数・匿名化による他人への不干渉を価値規範としたライフスタイルが形成され、田園・農村部では分散、自己完結型で特定少数・実名化による親密交流を価値規範としたライフスタイルが自ずと形成されやすいと考えられる。
上記課題の検証を進めるため、2023年度は公的データを用いた中山間地域のライフスタイルの変化を析出し、さらに中山間地域における幼保連携に関するフィールドワークを進めた。具体的には、岡山県吉備中央町を対象として人口減少が保育園、幼稚園、子育てに与える影響について検討した。2023年12予備調査を行い、2024年2月に「保育モデルの変容と生活」に関する本調査を実施した。
公的データの分析からは、田園・農村部では、近所付き合いを親密にし、家族の絆を強め、治安の心配なく、毎日の生活をみんなで楽しむイメージがあるが、むしろ以前の都市型ライフスタイルが浸透していることを明らかにした。一方で、大都市において、住民での助け合い、治安の良さ、日々の生活を充実させるなど田園・農村型に回帰しつつあることを示した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナの影響により、フィールドワークの実施が困難であった。

今後の研究の推進方策

2023年5月新型コロナ5類移行により、フィールドワークへの障壁が概ね取り払われたため、2024年2月にはヒアリング調査を含むフィールド―ワークを実施した。今後ヒアリングデータの分析を進めるとともに、フィールドワークを実施していく。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナの影響により、研究期間を延長したため。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 田園回帰とライフスタイルの変化2023

    • 著者名/発表者名
      村田久
    • 雑誌名

      社会・文化・多様性

      巻: 1 ページ: 331-336

  • [図書] 改訂 保育士をめざす人の社会的養護Ⅰ2024

    • 著者名/発表者名
      辰己 隆・波田埜 英治 編
    • 総ページ数
      176
    • 出版者
      株式会社みらい
    • ISBN
      9784860156121

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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