研究課題/領域番号 |
19K02350
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所 |
研究代表者 |
中村 寛海 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所, 微生物部, 主幹研究員 (00332445)
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研究分担者 |
野本 竜平 神戸市健康科学研究所, その他部局等, 副部長 (60642238)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | Campylobacter / ふきとり / 調理環境 / リアルタイムPCR / P-BIT / Typing / バイオフィルム |
研究成果の概要 |
調理環境における二次汚染実態把握を目的として、ふきとり材料からのカンピロバクター(Camp)遺伝子の定量的検出を試みた。その結果、食中毒原因施設の飲食店16店舗由来156検体のうち11店舗由来23検体(14.7%)が遺伝子陽性と判定され、これらはすべてC. jejuniであった。リアルタイムPCR法(qPCR)で菌数を推定した結果、カランのハンドル部分が1ヶ所あたり69 cfu相当(Ct値34.4)と相対的に高値であったが、他検体ではすべて10 cfu未満(Ct値38.4~44.7)であった。qPCRによるCamp遺伝子の定量的な検出は、調理環境中での二次汚染推定手法として有用と考えられた。
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自由記述の分野 |
衛生微生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カンピロバクター食中毒の原因施設として最も多い飲食店の調理環境におけるカンピロバクターの二次汚染実態を把握することにより、飲食店における生鶏肉の取り扱いについての実態を知ることができ、食品衛生監視・指導業務に役立てられる。また、カンピロバクター遺伝子の定量的な検出法を確立することによって、これまで原因不明とされていた食中毒の原因究明に繋がる可能性がある。
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