本研究ではでんぷんが多い豆を用いて、ひよこ豆餡の調製、白インゲン豆さらし餡食パンの調製、レンズ豆生豆粉末パウンドケーキの調製を試みた。ひよこ豆餡のレジスタントスターチ(RS)量は約4%、白インゲン豆さらし餡のRS量は約5%、レンズ豆生豆粉末のRS量は約3%であった。強力粉を白インゲン豆さらし餡に代替した食パンは代替量増加によりRS量も増加したが、薄力粉をレンズ豆生豆粉末に代替したパウンドケーキは代替量増加によるRS量増加は見られなかった。これらの結果より、豆の種類によりRS量は異なり調理によりRS量は減少するが、豆の種類、加熱法あるいは副材料によるRS量変化には違いがあることが示唆された。
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