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2021 年度 研究成果報告書

赤外線とデジタル技術を活用した仙台型紙の調査と型染文様の伝承

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02378
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08030:家政学および生活科学関連
研究機関東北生活文化大学

研究代表者

川又 勝子  東北生活文化大学, 家政学部, 准教授 (50347910)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード地域文化研究 / 伝統工芸 / 染色 / 常盤紺型 / 型染
研究成果の概要

かつて仙台地方に特有の型染であった常盤紺形染の染色に用いられた型紙を研究対象とし、可視光線では読み取ることができない「商印」「墨書銘」等について、赤外線スキャナを用いて調査し、当時この地で広く着用されていた常盤紺形染についての知見を得た。
さらに、仙台地方特有の型染を伝承するために、これまでに収録した常盤紺型文様や注染型紙文様の電子保存データとパソコン制御機器を活用して、型染文様を復刻し、デジタルデータベースと資料集の続刊を発行し、学校教育で取り上げるための教育プログラム研究を行った。

自由記述の分野

染色学

研究成果の学術的意義や社会的意義

明治期から昭和初期にかけて行われた常盤紺形染は、地域の衣生活や染色産業を支えてきた重要な染物であった。その染色に用いられた型紙の商印・墨書・反故紙記載内容等の赤外線デジタル画像を収録し、この画像を調査した結果から、常盤紺型の来歴等を示す新たな情報を得ることができた。これらは、仙台地方の染色文化に関する新たな知見を後世に伝えられる大切な意義がある。
また、デジタル機器を活用した型紙文様の復刻、および、教育プログラムを検討して学校教育の場で活用することも、伝統文化への理解を促し、地域の伝統産業や衣生活を後世に伝えることが可能となる。

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公開日: 2023-01-30  

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