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2021 年度 研究成果報告書

高強力繊維の染色性向上と衣料用のための機能性付与

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02379
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08030:家政学および生活科学関連
研究機関日本女子大学

研究代表者

榎本 一郎  日本女子大学, 家政学部, 教授 (10462970)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード表面改質 / 高強度繊維 / 染色加工 / 接触冷感性
研究成果の概要

高強力繊維として超高分子量ポリエチレン繊維を使用した。この繊維を10cm×20cm程度のニット生地にして染色加工用の試験布とした。染色および樹脂加工の前処理とて、親水性を向上させるため、フッ素ガス処理により表面改質した。特にスルホン化処理した試験布で染色性が向上した。しかし、耐光堅ろう度および洗濯堅ろう牢度に劣るため、アクリル系樹脂およびウレタン系樹脂でそれぞれ表面処理したところ、ウレタン系樹脂で耐光堅ろう度および洗濯堅ろう度が4級程度となった。この染色加工した試験布の接触冷感性(q-max)を調べたところ、0.200W/cm2となり処理前後で大きな差異はなく、接触冷感性が確認できた。

自由記述の分野

染色加工 表面改質 放射線処理

研究成果の学術的意義や社会的意義

高強力繊維はその優れた特性から、産業資材などの特殊な利用が主となっているが、利用しやすくすることで、日常生活の向上につながる。今回使用した超高分子量ポリエチレンは接触冷感性に優れていることから、シーツ等にも利用されているが、染料染色が困難なことから、用途は限定的である。またこの繊維は比重が0.95程度と非常に軽量であることからスポーツ衣料としても利用できる可能性がある。繊維の伸びが少なと頃はニット生地にすることで改善可能である。今後さらに樹脂加工の精度を高めることで実用性が見込める。

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公開日: 2023-01-30  

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