研究課題/領域番号 |
19K02404
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研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
小池 亜子 (田中亜子) 国士舘大学, 政経学部, 准教授 (10439276)
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研究分担者 |
古川 敦子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (80731801)
矢崎 満夫 愛知教育大学, 教育学部, 講師 (50432191) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 外国人児童生徒等教育 / 教員研修 / 日本語指導 |
研究実績の概要 |
調査対象地域のうち、伊勢崎市において、地域の課題と学校現場のニーズに応じた研修の立案と実施を同市教育研究所指導主事とともに行った。具体的には、同研究所が主催する2021年度の2回の研修講座のうち、10月実施の第2回研修を企画した。2020年2月に担当指導主事とともに市の教育目標に基づいた研修のねらいを設定し、共同研究を行っているもう一つの調査対象地域の学校教育関係者2名を講師とする研修を立案した。8月に再度、担当指導主事と打ち合わせを行い、教育実践の「ねらい」とその実現のための手立てを共有する研修方針を決定し、その後、担当指導主事、研修講師との打ち合わせを行った。研修はコロナ禍のためオンラインで実施し、受講者アンケート調査を行った。 研修実施後、企画・運営担当主事へのインタビュー調査を実施した。研修の立案過程およびインタビュー結果から、学校現場の具体的な問題意識から研修内容を立案することの重要性を確認した。これらの研修立案・実施過程について、令和4年度6月異文化間教育学会大会のポスター発表で公開する予定である。また、伊勢崎市教育研究所の協力を得て研修の記録を冊子にまとめ、公表した。 今後は、実地調査が可能になった地域での授業見学、研修見学、および、対面でのインタビュー調査を再開し、課題のまとめを行う。研究代表者および研究分担者の所属する関連学会での研究発表も行い、結果について公表する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型ウイルス感染拡大予防のため、2021年度も授業見学や対面でのインタビュー調査、研修参加などの実地調査が制限された。そのため、オンラインでの打ち合わせやオンライン研修の実施等によって計画を変更しながら進めているが、当初予定していた計画から遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度は、かなりの程度行動制限が解除される見通しであるため、出張可能になり次第、調査対象地域での関係者インタビュー等、現地調査を進める。研究分担者とも対面での打ち合わせ回数を増やし、それぞれの調査結果をまとめていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍による行動制限のためにこれまで実施できなかった実地調査の旅費、研究分担者との対面による打ち合わせ会の旅費、研修実施の際の専門的知識の提供者への謝金等に使用する予定である。
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