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2023 年度 実績報告書

地域ニーズを活かした外国人児童生徒等教育の教員研修づくりとその効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 19K02404
研究機関国士舘大学

研究代表者

小池 亜子 (田中亜子)  国士舘大学, 政経学部, 准教授 (10439276)

研究分担者 古川 敦子  津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (80731801)
矢崎 満夫  阿南工業高等専門学校, その他部局等, 特命准教授 (50432191)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード外国人児童生徒等教育 / 教員研修 / 日本語指導
研究実績の概要

外国人児童生徒等教育の現職教員研修について、地域ニーズを活かした研修の開発モデルを提示するため、地域特性の異なる2つの自治体を対象として調査を実施した。当初3つの自治体を研究対象として計画したが、コロナ禍の影響により実地調査が遅れたため、計画を変更し、最終年度は研究期間中に継続して調査できた2つの自治体に絞って実地調査を行った。研究対象地域A、Bのうち、地域Aに関しては、前年度に引き続き、教育委員会および外国人児童生徒等の初期支援教室への複数回訪問、学校教員同士の定期的なオンラインミーティングへの参加を通して、教員のニーズを把握した。担当指導主事らとともに研修内容を立案し、日本語指導教室担当教員および支援員を対象とした研修に参加した。地域Bに関しては、前年度に引き続き、教育委員会教育研究所日本語教育研究班会議に参加し、担当指導主事や研究員とともに、1)日本語指導教室担当教員および支援員を対象とした研修、2)学級担任を含む研修の内容を立案し、参加した。1)の研修内容は2024年6月異文化間教育学会で発表予定、2)の研修内容は冊子にまとめて公表した(いずれもJSPS科研費21K02446の研究成果との共同)。また、本研究課題の成果のまとめとして、地域Bの教育委員会監修の研修用冊子を編集した(JSPS科研費21K02446の研究成果との共同)。冊子の内容はオンライン上で公開予定である。この冊子は、実地調査結果を踏まえて外国人児童生徒等の在籍学級での学習指導や学級づくりに重きを置いた点、教員の実践事例や児童生徒の具体例を掲載した点に特徴がある。教員自身の経験や問題意識に基づく研修用教材であることから、これを活用することにより、研修に参加する教員の議論や思考が深まり、よりよい実践に向けた一助となることが期待される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 外国人児童生徒教育のケース教材を活用した教員研修-教員自身による研修立案の事例-2024

    • 著者名/発表者名
      小池亜子・古川敦子
    • 学会等名
      異文化間教育学会第45回大会

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公開日: 2024-12-25  

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