• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実施状況報告書

看護学生の自己確立と他者受容を促すパーソナル・ライティングの開発と拡張

研究課題

研究課題/領域番号 19K02441
研究機関帝塚山大学

研究代表者

谷 美奈  帝塚山大学, 全学教育開発センター, 教授 (60582129)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
キーワードパーソナル・ライティング / アカデミック・ライティング / 物語的思考様式 / 論理・科学的思考様式 / 思考変容のプロセスモデル / 看護・福祉教育 / 自己確立 / 他者受容
研究実績の概要

①看護系や福祉系の教育現場などにおけるフィールドワークを実施する。 ⇒ 学生の自己確立と他者受容を促す「パーソナル・ライティング」の教育方法を開発・実践するための、主なフィールドとして、看護系や福祉系の教育現場と福祉施設職員の教育現場とを予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止等の事情により、予定通りのフィールドワークは進んでいない。
②フィールドワークで得られるデータ分析のための指標づくり。 ⇒ 看護および福祉の教育現場において、「パーソナル・ライティング」の具体的な指導方法を開発し拡張するためには、その教育効果の要因を分析していく必要がある。そこで、「パーソナル・ライティグ」の教育実践における「学習活動の構造」と「学習活動のプロセス」と、その結果、学生に生じ得るだろう「深い学習」「深い理解」「深い関与」とを分析しうる指標づくりを行った。
③新型コロナウイルス感染症の影響で、当初の研究計画を進めることが難しくなったことから、その一部を断念し、別の角度から研究に取り組むこととした。⇒本研究で開発・実施しようとしている「物語的思考様式」である「パーソナル・ライティング」と、看護教育の現場(あるいは、高等教育全般)において伝統的かつ支配的な「論理・科学的思考様式」である「アカデミック・ライティング」の、異なる二つの文章表現(思考様式)が、どのようにつながっていくのか、その仮説となるモデル(「思考変容のプロセスモデル」)等について検討した。また、フィールドワークにおいても、看護・福祉系の現場から、一部、公官庁における社会人を対象とする教育現場へと変更・拡大を図った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、昨年度から予定していた医療福祉系現場でのフィールドワーク等が実施できないでいる。よって、当初の研究計
画の一部断念し、別の角度から研究に取り組んだ。

今後の研究の推進方策

新型コロナウイルス感染症の影響で、当初の研究計画を進めることが難しくなったことから、その一部を断念し、別の角度からの研究に取り組んだ。⇒本研究で開発・実施しようとしている「物語的思考様式」である「パーソナル・ライティング」と看護教育の現場(あるいは、高等教育全般)において支配的な「論理・科学的思考様式」である「アカデミック・ライティング」とが、どのようにつながっていくのか、その仮説となるモデル(「思考変容のプロセスモデル」)等について検討していく。また、フィールドワークにおいても、看護・福祉系の現場から、一部、公官庁における社会人を対象とする教育現場へと変更・拡大を図る。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症の影響で、当初の研究計画をそのまま進めることが難しくなったため。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 学生の自己形成を促すパーソナル・ライティング~自己から、他者、世界へ、と認識を育むことの大切さ~2024

    • 著者名/発表者名
      谷美奈
    • 学会等名
      大学コンソーシアム京都FD研究会講演
    • 招待講演
  • [学会発表] 大学におけるパーソナル・ライティングの教育的意義2023

    • 著者名/発表者名
      谷美奈
    • 学会等名
      神戸大学学術WEEK ライティング・シンポジウムII  ライティング指導の挑戦 ―アカデミック・ライティングを超えて―
    • 招待講演
  • [図書] 共生社会の大学教育:コミュニケーション実践力の育成に向けて2024

    • 著者名/発表者名
      山地弘起編著 分担執筆:谷美奈
    • 総ページ数
      239
    • 出版者
      東信堂

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi