研究課題/領域番号 |
19K02445
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
吉村 敏之 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 教授 (80261642)
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研究分担者 |
本田 伊克 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 教授 (50610565)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 授業研究 / 教育臨床研究 / 教科内容研究 / 学問・芸術をふまえた授業 / 学習の基盤となる芸術教育 / 学問・芸術を追求する教師集団 / 群馬県島小学校 / 山梨県巨摩中学校 |
研究成果の概要 |
これからの学校教育で求められる「主体的・対話的で深い学び」の実現にむけて、教師が学習指導力を高める研究集団のあり方について、日本でのすぐれた事例を検討し、指針を得た。子どもの事実に基づき、学問・芸術の追求をふまえた教材研究に基づく授業の創出により、一人ひとりの「人間」育成がなされた事実を示した。群馬県島小学校における「未来につながる学力」の形成、山梨県巨摩中学校における「科学と芸術の基礎」の追求が、子どもに人生を豊かに生きる力を培った。すぐれた授業の創出の基は、子どもの事実に基づき、学問と芸術をふまえた、教師集団による教材研究にあった。両校の研究は、宮城教育大学の「教育臨床研究」に生かされる。
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自由記述の分野 |
教育方法学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもの人生を豊かなものにする「主体的・対話的で深い学び」を創るため、日本の教師がこれまでに蓄積した事実を検討し、実践にむけた具体的な指針を得た。群馬県島小学校における、子どもの可能性を引き出す「未来につながる学力」形成を目指す「授業の創造」、山梨県巨摩中学校における「科学と芸術の基礎」を培う「教科内容研究」の事例に注目した。学習指導力を高める教師集団のあり方をさぐり、「深い学び」を生み出す実践の要点を解明した。教師自身が学問・芸術の追求によって教材研究を深めること、目の前の子どもの事実をふまえて授業を展開すること、合唱などの芸術教育による「人間」形成がすべての教科学習の根幹となることである。
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