研究課題/領域番号 |
19K02457
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研究機関 | 國學院大學 |
研究代表者 |
齋藤 智哉 國學院大學, 文学部, 教授 (80570481)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 修養 / 修養主義 / 教養 / 教養主義 / 身体 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、近代日本において自己形成の中心的概念であった「修養」と「教養」の思想と実践を、明治から昭和初期の学校教育に限定して検討し、歴史的に解明することである。申請時の予定では、令和2年度に飯田下伊那に関する資料調査や下伊那教育会での資料調査を行う予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大によって、県境をまたぐ移動がこんなんであったため、現地での資料調査を行うことができなかった。さらに、令和元年度に行う予定だった他所での資料調査も行えないままになっている。また、研究を遂行するために必要な資料収集が出来なかったため、申請時に予定していた学会発表も行えずにいる。 上記の理由から、令和2年度は前年度に引き続き、オンライン上で収集できる先行研究と文献の収集に多くの時間を費やし、精読と分析を素進めるにとどまった。 また、本研究の申請書類作成時に執筆していた共著(Manabi and Japanese Schooling: Beyond Learning in the Era of Globalisation 、Routledge、2020)が無事に出版された。2020年3月出版だが、イギリスから送られてきたのが6月だったため、昨年度の研究業績に書くことができなかった。なお、申請者の執筆箇所は、"Chapter3 Body and Mind in Manabi: Focusing on Kata and Shuyo"である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の拡大にともなう緊急事態宣言の発令により、令和元年度と令和2年度に予定していた資料調査が行えなかった。そのため、研究の進捗状況は「遅れいている」とした。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルスが収束するかワクチン接種が進むことで、県境をまたいだ資料収集が可能になると考えられる。令和三年度は最終年度にあたるが、現状では十分に研究をすすめることができていないため、期間の延長を考えている。しかし、新型コロナウイルスが収まらない可能性もあるため、新規に資料を収集せずに、文献等のみで研究を遂行することも考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症の影響で、資料収集調査に行けなかったことが理由である。
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