研究課題/領域番号 |
19K02460
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研究機関 | 武蔵野美術大学 |
研究代表者 |
高橋 陽一 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (70299957)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 教育勅語 / 教育史学 / 謄本 |
研究実績の概要 |
計画3年度にあたる2021(令和3)年においては、計画のとおり、教育勅語に関する本文研究やモノの調査を継続して、調査のとりまとめや発展的な課題への展開を企図した。しかし、新型コロナウィルスに伴う調査旅行や外部の文書館・図書館等の訪問調査に限界が多く、研究室における文献調査やインターネット上の学会・研究会といったソーシャル・ディスタンスに留意した形態にならざるを得なかった。 文献調査としては、昨年度から継続して収集した教育勅語衍義書、各種資料集および公開の照合、先行研究の論点整理などの研究室内で実施可能な調査を社会的状況から先行した。東京都公文書館の教育勅語関係資料など、公文書ベースの裏付け調査をすすめた。また、教育勅語の原本及び謄本の字体・文字づかいについて、比較対照するデータベースの作業をすすめた。 発展的な課題としては、第二次世界大戦期の「近代の超克」論における教育勅語及び日本精神論の扱いについて読解をすすめた。本成果については、平成4年度における公表を予定している。 意見交換のための研究会には、伊東毅(武蔵野美術大学)、駒込武(京都大学)、竹内久顕(東京女子大学)、小幡啓靖(一般社団法人実践倫理宏正会)、小川智瑞恵(立教大学兼任講師)、田中千賀子(武蔵野美術大学非常勤講師)、小澤啓(総合学園ヒューマンアカデミー大宮校非常勤講師)、斎藤知明(大正大学講師)らが参加(ネット参加を含む)した。この研究会は4回にわたりウェブ開催をした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初計画に即して進行しているが、新型コロナ対策による地方調査等を断念せざるを得ないことも事実である。
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今後の研究の推進方策 |
2022(令和4)年度段階の状況を見て、公文書館、大学文書館等の資料調査を本格的に行う予定である。こうした調査が過去2年間制約があったことに鑑みて、必要な計画の修正等を行って、研究成果の公表等を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
書籍購入と複写代、PC付属品や消耗品に予定通り使用したが、新型コロナウィルス対策により調査旅行などに制約があったために旅費や資料整理謝金などが使用できなかった。
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