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2023 年度 実施状況報告書

教育勅語の本文とモノの系統的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K02460
研究機関武蔵野美術大学

研究代表者

高橋 陽一  武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (70299957)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
キーワード教育勅語 / 教育史学
研究実績の概要

計画5年度にあたる2023(令和5)年度においては、計画のとおり教育勅語に関する本文研究やモノの調査を継続して調査のとりまとめや発展的な課題への展開を企図したが、2024(令和6)年度の研究機関の延長申請を行った(2024年3月15日付の補助事業期間延長承認書を受領済)
新規調査の1つめとして、2023年12月より開始した東京大学教育学部図書館所蔵の「西村正三郎文書」の分析と目録化の作業がある。教育勅語の取扱と解釈に関する「教育と宗教の衝突事件」論争の舞台となった『教育時論』の編集者である西村正三郎について、同図書館の要請を受けて文書の目録化をおこない、同図書館における活用と『造形と教育』雑誌での内容目録発表の作業を進めているものである。この目録公開は2024年度中に予定している。
新規調査の2つめとして、東京学芸大学附属図書館の望月文庫の教育勅語衍義書と教育勅語資料の調査がある。調査は大森直樹教授の依頼と配慮により実施可能となり、2024年6月25日に同大学において概要を発表する予定である。
教育のメディアや研究に関する歴史に関連する研究では、書評1点、口頭発表記録1点を公表することができた。
意見交換のための研究会には、伊東毅(武蔵野美術大学)、小幡啓靖(興譲館高等学校)、小川智瑞恵(桐生大学短期大学部)、田中千賀子(武蔵野美術大学非常勤講師)、小澤啓(総合学園ヒューマンアカデミー大宮校非常勤講師)が参加(文書参加を含む)した。この研究会は2023(令和5)年度には6月3日、7月8日、8月26日、11月11日、2月17日と5回にわたりウェブ開催をした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

新規研究対象史料の可能性などもあり、2024(令和6)年度の研究期間の延長を申請した(確認済み)。

今後の研究の推進方策

予定通りの教育勅語テキストや衍義書などの研究を行うとともに、新規資料の目録化などを研究室雑誌『造形と教育』において公開する。

次年度使用額が生じた理由

令和6年度の研究期間の延長が認められ、新規調査課題に対応するための、必要な研究費を確保する必要があるため。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 大学通信教育の「若年者」課題2024

    • 著者名/発表者名
      高橋 陽一
    • 雑誌名

      造形と教育

      巻: 18 ページ: 97~107

    • DOI

      10.60437/zoukeitokyoiku.18.0_97

  • [雑誌論文] (書評)山中千尋著『日本学術振興会の設立に関する研究:櫻井錠二のめざした学術研究体制』2024

    • 著者名/発表者名
      高橋陽一
    • 雑誌名

      教育学研究

      巻: 91-1 ページ: 6-7

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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