現在メコン川流域内国家、特にASEAN域内移行経済国・社会主義国の国境地域で緊急の教育問題となっている越境児童・ニューカマー(ベトナム、ラオス、中国雲南地方国境を流出入する外国人児童や無国籍の山地民児童など)の基礎教育修得の阻害要因を多面的に分析し、さらに、越境児童教育のために学校内外の多様なアクターが作るASEAN域内教育協力ネットワークの構築とその効果的運用について分析を試みた。それぞれの枠組みを解明し、ASEAN域内の社会主義開発途上国においていかにして越境児童の就学を達成できるのか、その方策とそれに対するASEAN域内国際教育協力ネットワークの必要性を提言することを試みた。
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