研究課題/領域番号 |
19K02600
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研究機関 | 京都女子大学 |
研究代表者 |
間瀬 知紀 京都女子大学, 発達教育学部, 教授 (90612846)
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研究分担者 |
中村 晴信 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (10322140)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 幼児 / 体格 / 体組成 / 生活習慣 / 肥満 |
研究実績の概要 |
本研究は幼児における体格・体組成と生活習慣因子との関連性を解明するものであり、幼児を対象として (1)生体電気インピーダンス法(Bioelectrical impedance analysis:BIA法)による体成分分析装置を用いた体組成の測定から体脂肪率および筋量を算出し (2)食事・身体活動を中心とした生活習慣因子に関する調査を実施し、(3)体格・体組成の情報に生活習慣情報を加えて、体格・体組成との関連性を包括的に評価することで、肥満度による評価では明らかにできなかった幼児期の体重を構成する筋量、骨量および脂肪量の実態を明らかにするとともに、幼児期の脂肪の急増および体組成の変化に影響を及ぼす生活習慣因子について解明することを目的とした。本年度は、大阪市内の幼稚園にて研究を展開した。幼児を対象とした疫学研究であり、幼稚園に在籍する年中・年長クラスの約250名を対象にBIA法による体成分分析装置を用いた体組成測定および質問紙調査を実施した。次年度にも幼稚園における年中クラス、年長クラスの園児の体組成測定調査および生活習慣に関する質問紙調査を予定しており、年中クラスであった児の1年後について縦断的調査を実施する予定である。また、京都市内の幼稚園、保育園に加え、大阪市内の幼稚園での調査を実施し、参加者を増やす予定である。以上により、次年度実施に向けての準備は整った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2020年度は幼児244名を対象として、年中クラス124名(男児62名、女児62名)、年長クラス120名(男児65名、女児55名)の体組成測定および質問紙調査を実施し、次年度の解析に備えることができた。2021年度も幼稚園の園児を対象に測定および調査を行うが、2021年度の年長クラスの児は前年から引き続いて参加となるので、これらの対象者については縦断的な検討を加えることができる。従って、計画はおおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究計画は予定通り実施する見込みであるため、大きな変更点はない。2021年度も当初の研究計画に従い、2020年度と同様に、幼児を対象としてBIA法による体成分分析装置を用いた体組成測定を実施し、ベースライン対象者の数を増やす。明確な結果が得られれば、研究成果を学会等で発表する。
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次年度使用額が生じた理由 |
2019年度に得られたデータにより2020年度は学会発表を行った。オンラインによる学会開催であったことから学会参加に伴う旅費等が発生することがなく、次年度使用額が生じた。次年度使用額は、2021年度の体組成測定調査の予定の対象者を増やして、調査費用の増額分に使用する。また、2020年度までに得られた結果の学会発表を予定しており、データの集計および解析を行うため、統計分析備品購入について研究費を利用するとともに、学会参加に伴う旅費等に支出を予定している。
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