研究課題/領域番号 |
19K02600
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 京都女子大学 |
研究代表者 |
間瀬 知紀 京都女子大学, 発達教育学部, 教授 (90612846)
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研究分担者 |
中村 晴信 関西医科大学, 医学部, 非常勤講師 (10322140)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 幼児 / 体格 / 体組成 / 生活習慣 |
研究成果の概要 |
幼児期における体格・体脂肪率の大小には、幼児期早期におけるadiposity reboundの出現の有無が関連する要因として示された。また、幼児期において骨格筋量の多い児は体重、BMI、除脂肪量、および全身筋肉量が高く、体脂肪率は低かった。さらに、骨格筋量の多さは身体活動量と関連していたが、甘い菓子の摂取やテレビの視聴時間といった生活習慣とも関連していた。一方で幼児期における体脂肪率の多い児は体重、BMIおよび体脂肪量が高かった。また、体脂肪率の多さは身体活動量と関連するとともに朝食や清涼飲料水の摂取、テレビの視聴時間といった生活習慣が関連していた。
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自由記述の分野 |
応用健康科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
幼児の体格・体組成と生活習慣因子との関連性を検討した報告は少なく、その正確な実態は明らかではない。幼児の筋量、骨量、脂肪量を測定するとともに、生活習慣を調査し、さらに縦断的に検討することにより、これまで未解明であった幼児の体格および体組成の形成とそれに係る因果関係を推察できる。また、生活習慣との関係が判明すれば、日常生活での予防行動に有用な示唆を与えることが可能となる。幼児期の体組成を測定して生活習慣との関連を見出すことにより、体組成に影響を及ぼす要因を明らかにすることができ、幼児期における肥満形成に働くメカニズムについて提唱することが可能となる。
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